最近、コンビニがどんどんパワーアップしている。24時間開いているのは当たり前、航空券、コンサートチケットの販売からキャッシング、銀行のATMの設置店まである。おまけにかつては銀行が扱っていた公共料金の支払いも、現在はコンビニ扱いが最大のシェアを占めている。
 そして昨年から、ローソンでは主な国際カードによるサインレスショッピングの取り扱いを始めた。それまでのOMCに加え、VISA・マスター・JCBマークの入ったクレジットカードでの決済が可能だ。実際に使ってみるとOMCに比べ、処理に若干の時間を要する(5秒前後)が、それでもCATでオーソリを取るよりは遙かに短時間で使用に支障は全くない。
 また、今年に入ってミニストップでは、AEONクレジットサービスのカードに限ってのサインレスショッピングを本格的に開始した。それまでは限られた店舗のみで、しかも知っている人しか使用していなかったが、4月よりステッカー等で店頭案内している。
 そして、(開始時期の記憶がないが)東海地区のココストアーでは、ミリオンカードに限って利用できる。
 さらには2000年をめどに、サンクスでもクレジットカードショッピングを検討中とか。
 これらは、元々は顧客の囲い込み戦略の一環としての意味合いが強かったが、最近では、利便性の向上のためのサービスという面が強い。今後コンビニでのクレジットカードを取り巻く環境は、どこまで発展していくのだろう。

(1999.5.30)

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